10/02/2015

お仏飯を「蓮の花」の形にする理由

▼1▼
▼2600年前、釈迦仏は大宇宙に地球のようなものが無数あることを説き明かされました。
だから大宇宙には数多くの仏の覚りを開かれた人があると。ちょうど地球上に釈迦が現れたように。
ルシャナ仏(ビルシャナ仏とも。奈良の大仏)、大日如来(仏)、薬師如来(仏)など。
ガンジス河の砂の数ほど、と経典に説かれています。

▼2▼
▼それら釈迦仏などの仏が「私の先生、私を成仏させた師匠」と手を合わせるのが阿弥陀仏と言われる仏です。
(釈迦の7000巻余りの経典から)

釈迦が活躍の舞台はこの地球ですが、釈迦仏の師匠にあたる阿弥陀仏の舞台は大宇宙に広がるとお経に説かれています。
阿弥陀仏の弟子の一人である釈迦は、このこと一つを分からせるために80年の生涯、全身全霊を傾けられました。
弟子の使命は、ただ師匠の存在とその心を明らかにすることだけだから。
その記録が7,000巻を越える膨大な経典となりました。

▼3▼
▼夢まぼろしのような人生だよ、と知らせ、何とか人間に生まれた目的を果たさせようと力尽くされている仏が、本師本仏(先生の仏)の阿弥陀仏だと釈迦は説きおかれました。
(釈迦の7000巻余りの経典から)
▼阿弥陀仏は、「他力の信心」を私たちに与えて、未来永遠の幸せ者にしようとされています。
仏教ではよく蓮華が使われます。その理由は、ただ一つ。
蓮の花の五つの特徴がこの「他力の信心」の特徴を表しているからと教えられます。

「他力の信心」とは、阿弥陀仏から我々が頂く信心のこと。
「他力」とは、仏教で「阿弥陀仏の力」のみを言うから。
それは、蓮の花のような、信心だとたとえられています。

仏像の蓮台、仏壇や仏具の彫刻、お仏飯の盛り方など、みな蓮の花である理由のもとは、ここにあります。





0 件のコメント: