4/20/2018

ほぼ60年間隔で成立している、鴨長明の『方丈記』、『歎異抄』、吉田兼好の『徒然草』

おはようございます。コーヒーを飲みながら朝、ぼーと朝刊をひらくと広告が目に飛び込んできました。
(朝日新聞、朝刊2面、4月16日(月)、2018H30年)

この広告に掲載されている、「歎異抄をひらく」の“全文”が公開されている公式サイトを見つけました。

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(一部、抜粋)
    1. トップページ > 歎異抄とは > 誤解に満ちた歎異抄

        善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや。                            (善人でさえ、浄土へ生まれることができるのだから、ましてや悪人は、なおさら往生できる)                                                 ※往生=浄土へ往くこと

        これは『歎異抄』3章の一節である。日本の古典で、もっとも知られる一文だろう。

        『歎異抄(たんにしょう)』は700年ほど前、親鸞聖人の高弟・唯円(ゆいえん)によって書かれたものといわれている。

        聖人亡き後、親鸞聖人(しんらん・しょうにん)の仰せと異なることを言いふらす者の出現を嘆き、その誤りを正そうとしたものである。

        鴨長明の『方丈記』、『歎異抄(たんにしょう)』、吉田兼好の『徒然草』の順で、ほぼ60年間隔で成立している。

        これらは三大古文として有名だが、なかでも『歎異抄(たんにしょう)』の文体に引き込まれるような魅力があり、全文を暗唱する愛読者のあるのもうなずける。

        今日、『歎異抄(たんにしょう)』ほど、読者の多い古典は異数ではなかろうか。その解説書は数知れず、今も新たなものが加え続けられている。ところが、この書が世に知られるようになってから100年もたってはいないのだ。

          ※異数=異例、珍しいこと
            (※印は、書籍の脚注から引用)

        れは500年前、浄土真宗の中興、蓮如上人(れんにょ・しょうにん)が、親鸞聖人を誤解させるおそれがあると、「仏縁の浅い人には披見させてはならぬ」と封印されたからであろう。

          ※中興=再び盛んにした人。
            ※蓮如上人(れんにょ・しょうにん)=親鸞聖人(しんらん・しょうにん)の8代目の子孫。
              親鸞聖人(しんらん・しょうにん)の教えを全国に伝え、有名な「御文章(ごぶんしょう)」(御文、おふみ ともいう)を書かれた方。
                ※仏縁=阿弥陀仏(あみだぶつ)とのかかわり。                                                     (略)                                                

        トップページ > 歎異抄とは

        なぜ、善人よりも悪人なのか

        なぜ、この世に、まことは一つもないと断言できるのか。

        『歎異抄 (たんにしょう) 』には、親鸞聖人(しんんらん・しょうにん)の衝撃的な言葉が、数多く記されています。それは、世界の哲学者・文学者にも多大な影響を与えたものばかりです。

        『歎異抄 (たんにしょう) 』の謎が解けた時、私たちの幸せ観、人間観、仏教観は、一変するでしょう。   (後略)

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