7/30/2015

読書百景009 これまで翻訳が許可されなかった、いわくつきの一冊

ジョナはシャツのポケットから葉巻を取り出し、その端を噛み取った。
「ええ、確かに。効率のことを心配しているのは、ただ会社の経営陣がうるさいからです」とアレックスが言った。
「アレックス。会社の経営者にとって、効率とお金のどちらが大切なんだ」
「もちろんお金です。でも、お金を儲けるには高い効率が必要なのでは」
「いや、ほとんどの場合はその逆で、効率を高めようとすればするほど目標から遠ざかる」

(L.13,P.131)


【出典】
The Goal ザ・ゴール エリヤフ・ゴールドラット 著
三本木 亮 訳
ダイヤモンド社
18版、2002年2月8日(初版、2001年5月17日)
¥1,600


購入してから10年は経ってはいませんが、ようやく読み始めました。
やっかいな問題が解決されるなら、費やす時間も惜しくはありません。
高校時代の弁当箱ほどの大きさです。
それでも、やっかいな問題より小さいと気づきました。
工場を舞台にした小説に仕上がっているテキストは、私の問題にも「全体最適化」する予感があります。
帯には、「全米で250万部突破!」推薦コメントは、トヨタ自動車社長、NEC社長など。
表紙をめくると、
「日本で出版されると、世界経済が破滅してしまう!? 
これまで翻訳が許可されなかった、いわくつきの一冊」とあります。
 
uploaded by 清水弘之


0 件のコメント: