8/21/2014

毎日、数年間にわたり配信されるメルマガの一つから




日付: 2014年8月21日 9:47
件名: No.1351【人身受け難しとSTAP細胞とエリート】


おはようございます。菊谷隆太です。


いつも読んでいただき、どうもありがとうございます。

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多くの方から小冊子「あなたを幸せにさせない五つの間違った常識」

の希望のメールをいただきました。

その際、いろいろとメルマガへの励ましのお言葉もいただき、

嬉しく思います。ありがとうございます。

モニターとして小冊子を読まれての感想を一件紹介いたします。

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5つの幸せは浅はかながら経験し、また空しさも抱いていました。
しかし、この空しさを認めてしまっては生きることに絶望となって
しまいます。その中で親鸞のたくましく、強烈な喜び・言い切った
御言葉はものすごい衝撃を受けました。 【クヨクヨする心を一掃
する誰でもできる方法】の前半は、なるほど…!と思いました。自
分のことでクヨクヨしている暇はないなと思いました。
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二日前のメルマガで、希望の方はメッセージください、と

ご案内しましたが、どのアドレスから希望したらいいですか、

と昨日問い合わせを受けましたので、

不親切だったと反省しております。

こちら→kikutani@waseda.ne.jpまでお願いいたします。

あと50人近くで200名締切とさせていただきます。



【今日の仏語】は『人身受け難し』です。


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笹井教授の自殺が先日報道されました。

遺書には「もう心身とも疲れ、一線を越えてしまいました」

と心情がつづられてありました。



京都大学医学部を卒業、

カリフォルニア大学医学部客員研究員などを経て、

1998年に36歳の若さで京都大学の教授になった

「スーパーエリート」でした。



このたびのSTAP細胞の一件では

余人には想像できない苦しみが襲ったとは思うのですが、

それでも、です。

なぜ彼は自殺をしてしまったのか。



「命の重さ」を伝える人がいなかった

という一言につきる、と私なら答えます。



生命科学の権威であり、ノーベル賞候補。

「命」の研究の第一人者です。

それでも「命の尊さ」「生命の重さ」

を【本当の意味で】知ることができなかったのです。



30億の遺伝子がすべて解明された

脳のニューロンの仕組みが明るみになってきた

心理学は無意識の研究を進めている

といったところで、命の重さ、生きることの尊さは

いまだ皆目見当もつかず、

糸口すらつかめたという話も聞かない。



学問が発達し、研究結果もネットで世界を駆け巡り、

現代人はあらゆる分野に地球の歴史始まって以来、

未曽有の知識を手中にしていますが、

最も大事なことには、未だまったく無知である、

といってもいいのではないでしょうか。



『真の知識にあうことは難きが中になお難し』

まことの仏教の先生にはめったに会うことはできないものである)

と説かれた親鸞聖人の和讃の重みが知らされてまいります。



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執筆発行:菊谷隆太
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