10/31/2014

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり

【亡き祖父のノートから】 その3
(ぼろぼろの数冊が、昔の家の屋根裏部屋から出てきました)

平家物語について 書いてありました。
以下、引用。
(冒頭から)
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」

※ 「祇園精舎」とは、正確には、「祇樹給孤独園 精舎(ぎ・じゅ・ぎっこどく・おん・しょうじゃ」
自身の土地の「樹木」を寄進した「祇」陀太子(ぎだ・たいし) と その太子の土地を求めた「給孤独」長者(ぎ・こどく・ちょうじゃ)の名前が織り込まれている。

※「諸行無常」
釈迦の教えの三つの旗印(特徴)の一つ(世界の他の三大宗教のどれにも見られぬ)
「もろもろの (行=もの=心あるもの、心無いものを含む) すべてのもの」
「常が無い」「変わり通し」「必ず壊れる」 

 昨日の机と今日の机は違う。 あの太陽も、昨日と今日とでは変化している。
 50億年後には無くなると言われる。
 肉体も細胞が数年間で全部入れ替わる。
 心は、一日に八億四千回変わるとも教えられている。
 また、「無常」とは「私の死」のこと。

この「諸行無常」ひとつを、分からせるために、釈迦は80年の生涯を費やしたとも伝う。
(その教説の記録、七千余りの巻物として現存する)

「絶対に私は死なない、という心底の信念、信心は金剛の如し」
(明日ありと思う心。その明日になれば、また明日ありと思う。影を追って踏むことならず如し)
よって、これを破るに、七千余りの説法(講演)となった。
しかるに、ここ心、破れることなし。名づけて「愚痴」という。

“一部 解読不能”

※ 祇園精舎=古代、インドにあった精舎(寺)
   この精舎で多くの有名な説法が釈迦仏によって
   なされた。
   現在、その時の説法の記録は、「仏説 阿弥陀経」など のお経として多く現存する。

今、どの地において、かくの如くの「死後の一大事」の解決を説かれる精舎(寺)があるか。
聞こえるのは、せいぜい、煩悩やら、生き方やら。。。葬式仏教、観光仏教、祈祷仏教、事業仏教に
なり下がり。。。。

かなしきかなや このごろの 
和国の道俗みなともに
仏教の威儀をもととして
天地の鬼神を尊敬す

五濁邪悪のしるしには
僧ぞ法師という み名を
奴婢僕使となづけてぞ
いやしきものと さだめたる

(僧侶の姿をしているが、僧でないと)

以上、鎌倉 親鸞氏 
嘆かわしい

【編集室】
書き写すときに、漢字など確認するために、
ネット利用。
途中で、「平家物語」の冒頭、数ページの引用と
「諸行無常」をテーマにした文章がありました。
ブログ
http://ameblo.jp/kiku-tan/entry-11494171923.html

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