9/08/2015

蓮の花

仏教で蓮華を使う理由は、ただ一つ。
蓮の花の五つの特徴が「他力の信心」の特徴を表しているから。

「他力の信心」とは、阿弥陀仏から我々が頂く信心のこと。
「他力」とは、仏教で「阿弥陀仏の力」のみを言うから。

2600年前、釈迦は大宇宙に地球のようなものが無数あることを説き明かされた。
だから大宇宙には数多くの仏の覚りを開かれた人がある、と示された。
ちょうど地球上に釈迦が現れたように。
釈迦が活躍の舞台はこの地球だが、釈迦仏の師匠にあたる阿弥陀仏の舞台は大宇宙に広がると説かれる。
阿弥陀仏の弟子の一人である釈迦は、このこと一つを分からせるために80年の生涯、全身全霊を傾けられた。
弟子の使命は、ただ師匠の存在とその心を明らかにすることだけだから。
その記録が7,000巻を越える膨大な経典となった。

この釈迦と弥陀の関係が分からないところから、仏教の誤解が始まった。

以上、親鸞聖人、「教行信証」のご指南を拝読して。


0 件のコメント: